【横浜好き】ベイスターズに加わったウィック、ケイ、ジャクソン。新外国人3投手のプロフィール
年明けの1月10日に契約したケイは28歳。昨年まで5年間メジャーでプレーし、通算成績は44試合登板で4勝2敗3H、防御率5.59。こちらも150キロ超の速球が武器のサウスポーで、スライダーやチェンジアップなど変化球も豊富。カブスとメッツに在籍した昨季は、16試合の登板全てがリリーフで、エスコバーの後釜の期待もかかります。
2019年には、将来有望な若手が選出されるオールスター・フューチャーズゲームに出場した経歴もあるパワー系左腕は、メジャー昇格後の3年間では7試合の先発経験もあり、幅広い起用が期待できそうです。
さらにその2日後、12日に契約締結が発表されたのがジャクソンです。現在27歳のジャクソンは、メジャー歴は3年間で通算26試合登板と、3人の中ではもっとも実績がありませんが、こちらもドジャース在籍時の2021年にオールスター・フューチャーズゲームに選出された有望株でした。
昨季はシーズン途中にパイレーツに移籍し、2チームで19試合に登板。うち7試合で先発登板があり、1勝3敗、防御率4.99を記録しています。ジャクソンも190センチの長身で、ストレートの平均球速は153キロ。変化球はチェンジアップ、スライダー、カーブを操る本格派右腕です。
今オフには育成契約で、昨季までロッキーズ傘下のマイナーでプレーしていたウィルニー・モロンとアレクサンダー・マルティネス両投手も獲得しています。チームには育成選手としてディアス、マルティネスの両投手も在籍しており、育成枠からも含めて今永とエスコバーの穴を埋める外国人投手が現れるか、注目したいところです。
文:大久保泰伸
大久保泰伸