地震の原因は“地熱発電” 政府に巨額賠償を命じる判決 韓国
日テレNEWS NNN
2017年に韓国・浦項で発生したマグニチュード5.4の地震。韓国の裁判所は16日、政府などの責任を認め、被災した市民に損害賠償を支払うよう命じる判決を下しました。 ◇ 6年前の2017年に韓国・浦項で発生したマグニチュード5.4の地震では、1人が死亡し、117人が負傷しました。建物の崩壊や水道管の破裂なども相次ぎ、被災した人は2000人あまりに上りました。 住民(2017年11月) 「家が傾いています。階段にも亀裂ができて、家の中はめちゃめちゃで、怖くて上がれない」 その後、韓国政府は周辺で進めた「地熱発電開発事業」が地震を誘発したとする調査結果を発表しました。市民は、韓国政府などに損害賠償を求める裁判を起こしていました。 そして16日、韓国の裁判所は政府などの責任を認め、被災した市民に損害賠償を支払うよう命じる判決を下しました。その総額は、市民5万人に対して日本円で最大170億円あまり、巨額の国家賠償となります。