トロッコ問題、囚人のジレンマ、シュレディンガーの猫といった思考実験を実際に動かして遊べる、シュールでナンセンスな『思考実験シミュレーター』が正式リリース。トロッコで両方を轢いたり、タイムマシンやエイリアンが出てくることも。10%オフのリリースセールも実施
インディーゲームパブリッシャーのゲームラゲームズは7月23日、HoHo Game Studioの開発による『思考実験シミュレーター』をSteam上で正式にリリースした。定価は599円だが、発売初週は10%オフのセール価格となる。 本作はトロッコ問題をはじめとした有名な思考実験を題材にとり、ミニゲームの形で分かりやすく取り上げている。また同時にそれらを茶化し、笑い飛ばしていくというユーモラスなジョークゲームでもある。 思考実験とは、科学や哲学の分野などで大きな問題をより単純化して考えるために行われてきた、思考のみによる実験のことだ。有名なものとしては、トロッコ問題、テセウスの船、水槽の中の脳、シュレディンガーの猫、囚人のジレンマなど、名前くらいは聞いたことがあるというものも多いだろう。 といっても、本作は難しい問題を真摯に受け止めていくためのゲームではない。例えばトロッコ問題では車両をドリフトさせて両方の人をひき殺すこともできるし、タイムマシンやエイリアンを目の当たりにすることすらあるという。シンプルな白黒線画のアートスタイルと、いわゆる第4の壁を破ってプレイヤーに直接語り掛けようとするナレーションも相まって、かなりシュールな哲学的体験ができそうだ。 本作は15の命題でこうした思考実験を”体験”できる。公式サイトによればクリアまでのプレイ時間は2時間ほどとのことなので、ちょっとした脳のリフレッシュなどに良いかもしれない。本作のシュールな体験を2つの命題で楽しめるデモ版も配信されているため、気になった方は、まずはそちらを触ってみるのもいいだろう。 超「ナンセンス」な哲学シミュレーションゲーム『思考実験シミュレーター』が正式リリース 本日2024年7月23日、HoHo Game Studioが開発し、ゲームラゲームズがパブリッシングを手がける『思考実験シミュレーター』がSteamで正式に発売されました。定価は599円で、発売初週は10%オフで購入いただけます。 『思考実験シミュレーター』Steamストアページ: 『思考実験シミュレーター』は、常識から逸脱した形式で多くの哲学的難問をプレイヤーに投げかけます。デモ版をプレイしたプレイヤーから「作者の精神状態を疑わざるを得ない!」「今までで一番クレイジーなゲーム」といったコメントも寄せられています。 正式版では、開発者はその「ナンセンス」さと発想の飛躍をさらに極限まで強化しました。新たに追加されたナレーションシステムでは、ニーチェ、アリストテレス、孔子など、哲学の巨匠たちとの鮮やかな対話を楽しむことができます。また、ナレーターが突然現れてプレイヤーとその場で「バトル」を繰り広げることもあります。 例えば、クラシックな「トロッコ問題」において、プレイヤーは二重軌道の分岐、タイムマシン、エイリアンを目の当たりにします。さらに、古代ギリシャにタイムトラベルし、石を押すシーシュポスを見ることもできます。運命を決めるのはあなたの手にあるトイレのスッポン…!?この世界は一体どうなっているのでしょうか?これは本当に私が知っている「トロッコ問題」なのか…? 焦る必要はありません。本作では全部で15個の哲学命題を楽しんでいただけます。従来の哲学的命題や常識は忘れて、このゲームでの徹底的なブレインストーミングを体験しましょう! 新しい「哲学」を体験する準備はできましたか?ぜひ『思考実験シミュレーター』を入手して、体験してみましょう! ■パブリッシャーゲームラゲームズについて ゲームラゲームズは、中国上海と日本東京を拠点とするインディーズゲームパブリッシャーです。 私たちは、全世界の主要なゲームプラットフォームに向けたプロモーションとマーケティングをおこない、高品質のローカライズ、各地域に合わせた明確なマーケティングとPRを提供しています。 ゲームプラットフォームの移植、レーティング審査、中国での版号申請、デバッグおよびLQAにおいて、インディーズ開発者をサポートしています。 主要なゲームイベントにほとんど参加しており、独自のイベントやアクティビティを主催し、ゲームのためのコミュニティを構築しています。 私たちは、世界中にパートナーを持っています。アメリカ、ロシア、フランス、ギリシャ、日本、スウェーデン、スペイン、オランダ、オーストラリア、メキシコ、エジプト、シンガポール、ノルウェー、コロンビア、イスラエル、ドイツなど、数え上げればきりがないほどです。 当社は、大手ゲーム会社で働いた豊富な経験を持ち、ゲームとインディーズに情熱を注ぐゲーマーチームによって、2018年4月に設立されました。 設立前には、インディーズ開発者のプロジェクトを完成させるために必要な指導やハードウェア、スタッフ、専門知識を提供し支援するためのNPOを設立していましたが、彼らのゲームをが完成した後のプロモーションの重要性に気づき、パブリッシャーとしてゲームラゲームズが誕生しました。 それ以来、私たちは飛躍的に成長し、スタッフを20名程度に増員し、経験豊富なプロフェッショナルを揃え、世界で何百万本も売れたゲームをリリースし、大きなインディーズタイトルと協力し、そして日本の東京に支社を設立しました。 私たちは、『ミュータントタートルズ:シュレッダーの復讐』、『ダイソンスフィアプログラム』『火山の娘』などのタイトルに携わってきました。 Xbox、Nintendo、PlayStation、Steam、Tencent、その他多くの中国ローカルゲームやプラットフォームにパートナーや友人がおり、また多くのメディアやインフルエンサーとも良好な関係を築いています。 ■ゲーム情報
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