動画だけじゃない。効果音も作れるAIが近日登場
何から何までAIで完成しちゃう。 文章入力だけで超リアルな動画を生成できる、OpenAIの新AIツール「Sora」。現実世界で撮影したようなクオリティーなので、勘違いする人もたくさん出てきそう…というレベルです。 「Sora」は映像を作るツールとしては凄まじい性能ですが、そこにはまだ音がありません。そこで開発されているのが、「だったら効果音もAIで作っちゃえばイイじゃん?」というもの。
「AI Sound Effects」誕生
ElevenLabsの「AI Sound Effects」により、OpenAIが発表した動画にAI生成の音が追加されました。 足音やロボットの機械音、街の喧騒や雪がワサワサする音、タイピング音もこの通り。ナレーションや台詞があれば、効果音を少し抑えめにするとより自然に聞こえそうですよね。
元はAI音声翻訳技術
ElevenLabsは2022年、元Googleの機械学習エンジニアらが設立しました。 テキストの文章を29カ国語に翻訳して読み上げる「Generative Voice AI」を運営している企業で、ゲームや物語の読み聞かせなどの用途に応じて演技力が伴う音声も作られています。 既存の動画をアップロードすると、自動的に翻訳して別の言語で喋らせるツールもあります。自分の声も録音すると別人の声に変換されたりして、無限の可能性を秘めています。 AI音声翻訳がエンタメ方面にも使えるのは面白い応用ですが、「Sora」が生まれたからこそ出てきた技術なんでしょうね。
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「AI Sound Effects」はカミング・スーンの状態で、詳細はまだ不明。メールアドレス登録で早期アクセス日などのお知らせが届くようになっています。 Source: OpenAI, YouTube, X, ElevenLabs via NEW ATLAS
岡本玄介