左から倉敷・檜垣蒼、佐久長聖・山口竣平、八千代松陰・鈴木琉胤、埼玉栄・松井海斗

明日12月24日に行われる全国高校駅伝（京都・たけびしスタジアム京都発着）のオーダーが12月23日発表された。 男子全47チームのオーダーをチェック! 実力伯仲の男子（7区間42.195km）は有力校の間で明暗が分かれた。 2連覇を狙う倉敷（岡山）は、サムエル・キバティ（3年）、桑田駿介（3年）が3、4区。連続区間賞で勝負を決めた1年前と同じ中盤を再現した。1区には前回7区2位だった檜垣蒼（3年）を入れ、自慢の中盤までのビハインドを小さくする構え。国体少年B3000m6位の1年生・北村海智が外れたものの、上級生のカバーにより痛手は最小限だろう。 昨年2位の佐久長聖（長野）は隙のない布陣に。3000m障害の高校記録保持者・永原颯磨（3年）はケガが回復し前回と同じ1区に。5000m13分30秒台コンビの山口竣平（3年）、濱口大和（2年）が3、4区に入った。3km、5km区間は、厚い選手層からえりすぐったメンバーが埋めている。6人いる5000m13分台は全員登録され、5～7区にも自信を持つ。終盤に逆転を狙っている。 前回3～5位の埼玉栄（埼玉）、八千代松陰（千葉）、仙台育英（宮城）は自慢のエースを、順当に1、3区にエントリーした。埼玉栄の1区はインターハイ5000m7位の松井海斗（3年）。一時の不調を脱し上昇してきた。3区は県大会で1区を務めた佐藤大輔が回る。 八千代松陰（千葉）は両輪の鈴木琉胤（2年が1区、小笠原陽琉（3年）が3区と、県大会の1、3区から入れ替え。ケガに悩まされたトラック期を経て調子を上げている。 仙台育英はインターハイ5000m6位の大濱逞真（3年）を1区に、同3位のエリウッド・カヒガ（2年）が3区と順当に配置した。3校とも、前半を上位で折り返すことを目論み、後半区間を伸び盛りの新鋭たちに託す。 上位争いの一角と目された洛南（京都）はエースの岡田開成（3年）が外れ、その穴を全体でカバーすることになった。 このほか、花の1区には、5000mでインターハイ（5位）、国体少年A（1位）といずれも日本人トップだった須磨学園（兵庫）の折田壮太（3年）や、22年全中3000m覇者の学法石川（福島）・増子陽太（1年）が入った。 男子は今回が第74回大会。都道府県代表47校が争う。スタートは12月24日、12時30分だ。