＜広・巨＞胴上げされる阿部監督（撮影・岸　良祐）

　日本テレビの定例社長会見が30日、東京・汐留の同局で行われ、28日に4年ぶり39度目（1リーグ時代を含めると48度目）のリーグ優勝を果たしたプロ野球・巨人ナインと阿部慎之助監督をねぎらった。 　昨季まで2年連続4位とBクラスに低迷した巨人。球団創設90周年の節目に、現役時代に強打の捕手、一塁手として通算2132安打、406本塁打の成績を残し、8度の優勝と3度の日本一を経験した阿部慎之助監督が、就任1年目でリーグ制覇。球団では2002年の原辰徳監督以来22年ぶり6人目となる新人監督Vとなった。 　石澤顕社長は、プロ野球開幕前の宮崎キャンプに激励に行った事を明かし「まずはリーグ優勝を絶対にすると信じていました」と確信していたと回顧。「史上稀に見る大混戦を勝ち抜いてリーグ優勝を果たした。素晴らしい成果。ジャイアンツ90周年の記念すべき年に大きな花を添えていただいた」と賛辞を贈った。 　続けて「まだまだゴールではない。阿部監督は色々な改革を進めてこられた。その結果としてリーグ優勝を獲得した。この勢いでCS、日本シリーズ。新しい風で若手からベテランまで全戦力を使って日本一を勝ち取ってほしい」と、続くCS・日本シリーズへの期待を込めた。