高病原性鳥インフル・今シーズン初確認 県「侵入に最大限警戒」 出水市も警戒強める 鹿児島
鹿児島テレビ
鹿児島県内では先週、鹿児島県出水市で野鳥のねぐらの水から、今シーズン初めて高病原性の鳥インフルエンザウイルスが確認されました。 また、北海道の養鶏場では過去最も早く高病原性鳥インフルエンザが発生している状況を受け、県は11日の対策会議で「養鶏場への侵入を最大限、警戒する必要ある」としてあらためて注意を呼びかけました。 県内では11月8日に、出水市荒崎地区の野鳥のねぐらの水から、高病原性の鳥インフルエンザウイルスが、今シーズン初めて確認されました。 11日の県や県養鶏協会、獣医師会などが出席した対策会議では、高病原性の鳥インフルエンザが今シーズン、北海道の養鶏場でこれまでに最も早く発生し、6道県で約105万羽のニワトリが殺処分されていることが報告されました。 県内では、昨シーズンまで4年連続で養鶏場での発生が確認されていて、昨シーズンは2例、その前のシーズンは過去最多の13例でした。 県は、今後、渡り鳥のシーズンが本格化し、ウイルスが広範囲に拡散するおそれがあるとして、特に野鳥や小動物の鶏舎内への侵入防止や消毒など、防疫対策の徹底を呼びかけています。 県家畜防疫対策課・藏薗光輝課長 「カラスやイタチなど野生動物の侵入防止対策が極めて重要。最大限の警戒が必要」 また、出水市は、高病原性鳥インフルエンザウイルスが検出された11月8日から警戒を強め、対応にあたっています。 出水市では荒崎地区のウイルスが確認された場所の周辺の18カ所で、消毒用の消石灰の散布や路面の消毒を実施し、今後も継続することにしています。 出水市農政畜産課・中原克章課長 「市としても防疫対策の初動を実施したところ、家禽(ニワトリなど)に出ないように防疫対策をやっていきたい」
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