ChatGPTでSpotifyの「音楽リスニング履歴」を深堀りしてみよう
毎年年末になると音楽ファンは、Spotify Wrapped(Spotifyまとめ)が公開され、自分のリスニングデータが明かされるのを心待ちにしている。だが、自分のリスニング習慣を知るのに12月まで待つ必要はない。実は、ChatGPTを使えば、自分が知りたいことを正確に教えてくれる、よりパーソナライズされたSpotifyまとめを作成することができる。 いつでも好きな時にSpotifyまとめを作成する方法を紹介しよう。 ■自分のSpotifyのデータをリクエストする 最初のステップは、Spotifyにリスニング履歴をリクエストすることだ。過去1年間、またはアカウントに紐付く全期間のデータを要求することができる。過去1年分のデータだけが欲しいなら、Spotifyは数日以内に送ってくれるはずだ。アカウントの全期間にわたるデータを希望する場合には、それを取得するのに(信じられないことだが)最大30日かかる場合がある。 あなたのデータを要求するには: 1. Spotifyのウェブサイトにアクセスし、アカウント情報を入力してログインする。 2. 右上のプロフィール画像をクリックし、「アカウント」を選択する。 3. 下にスクロールし、「プライバシー設定」を選択する。 4. この画面では、リスニングデータをリクエストするための2つのオプションが表示される(過去1年分のデータが得られる「アカウントのデータ」と全期間のデータが得られる「長期ストリーミング履歴」)。 リクエスト後、データの準備が整い次第、Spotifyからデータフォルダをダウンロードできるリンクがメールで送られてくる。 ■ChatGPTにデータをアップロードする このためには、有料版のChatGPT Plus(月額20ドル、約3000円)が必要になる。なぜなら、無料版では自分のファイルをアップロードして分析することができないからだ。 Spotifyデータのフォルダを開き、「StreamingHistory_music_0.json」というファイルを探す。 このファイルは、ダブルクリックすれば任意のウェブブラウザで開くことができる。その中を見ると、Spotifyで再生したすべての曲の長いリストが含まれているはずだ。データには、曲を聴いた正確な日付と時刻、アーティスト名、曲名、曲を再生した時間の長さ(ミリ秒単位)が含まれている。 ChatGPT Plusで新規チャットを開始し、そのStreamingHistoryファイルをチャットウィンドウにドラッグするか、ペーパークリップのアイコンを押して、ファイルをアップロードする。 アップロードが完了したら、ChatGPTにさまざまな興味深い方法でデータを分析してもらうことができる。