錦の装い一気に加速 栗駒山 紅葉見頃
栗駒国定公園内にあり岩手、宮城、秋田3県にまたがる栗駒山(1626メートル)で、紅葉が見頃を迎えた。今年は猛暑の影響で例年より約1週間遅れていたが、10月に入って朝晩の冷え込みが増したことで岩手側登山口となる一関市厳美町の須川高原温泉周辺でも色づきが一気に加速。山頂付近では山肌一面を覆う赤や黄色の錦の装いが全国から訪れる登山客を魅了している。 11日の県南地方は、気圧の谷や湿った空気の影響で午後から雲りがちとなったものの、午前中は晴れ間が広がった。山頂から秋田県側に通じる天馬尾根コースの途中にある天狗平(てんぐだいら)付近では、登山道の両側が真紅に彩られ、遠く奥羽山脈の山並みや、西にそびえる鳥海山を望むこともできた。