<春よ光れ>’21センバツ・神戸国際大付 70個のお守り、裁縫苦戦 マネジャー5人「諦めずに頑張って」 /兵庫
神戸国際大付の選手とともに、野球部のマネジャー5人は19日のセンバツ開幕戦を心待ちにしている。いずれも2年生の村山唯奈(ゆいな)さん、海野捺希(なつき)さん、宮野彩葉さん、久保心乃(ここの)さんと1年生の日野華音(かのん)さんは「甲子園で練習の成果をだしきってほしい」と選手らにエールを送る。 マネジャーの仕事は、打撃練習の補助や間食の用意、栄養管理など。コロナ禍のため、2人ずつローテーションを組み、選手をサポートしている。間食のおにぎり作りは、熱々のご飯に、わかめやおかかなど毎日違う具材を入れ、片手ほどの大きさに1日60個ほどを握る。 日野さんは、野球に関心がなかったが、2019年、先輩に誘われて神戸国際大付の試合を観戦。兵庫大会決勝で、堂々とプレーする姿に魅せられ、同校に入学を決めた。今年のセンバツ出場が決まると、涙を流して喜んだ。 5人はセンバツ開幕を前に「どんな厳しい試合でも諦めずに頑張ってほしい」との思いを込めて、部員70人分のお守りを作った。花びらをかたどって「国際カラー」の青色とオレンジ色を使い、慣れない裁縫に苦戦しながらも一人一人の名前を施した。試合前日、部員に手渡すという。センバツは、ベンチには入らないが、アルプススタンドから選手の活躍を見守る。【中田敦子】 〔神戸版〕