さらにすてきな学校に 出合小創立150周年盛大に【山陽小野田】
出合小(藤本満士校長、117人)の創立150周年記念式典は5日、同校であり、セレモニーや音楽会、バルーンリリースなどで節目を祝った。同実行委員会(大森弘文委員長)主催。 式典には全校児童に加え、来賓、保護者、地域住民約150人が出席した。大森委員長は「出合の名は明治時代に山野井村と山川村の二つの村が合併したのに由来する。先人の知恵に学び今の出合小がある。みんなで盛大に150周年を祝いたい」とあいさつした。 藤本校長は「節目の日を迎えることができたのは、地域の皆さんに支えられてきたからこそ。150年前にまかれた一つの種が、愛情と努力で大きな木となったのが出合小。『いつも人の身になって思う子』など四つのイチョウの教えが受け継がれている。その葉のように一人一人が輝きながら出合小をさらにすてきな学校にしていこう」と決意を述べた。 来賓の藤田剛二市長は「数多くの優れた人材を輩出し、地域に貢献されてきたことに感謝する。イチョウの教えが教育指針の根幹として引き継がれ、地域の教育の中心として発展し続けるのを願う」とエールを送った。 児童代表の小川紗貴子さん(6年)は「地域に元気と笑顔があふれるよう、気持ちのよいあいさつを続けていきます」と誓った。 音楽会では同校のシンボルツリーをモチーフにした「出合小のイチョウの木」を、作曲者の田村洋さんの指揮で熱唱。自分たちで振り付けしたダンスを交えての合唱が、会場を魅了した。小野田グラスアンサンブルによるガラス楽器の演奏も花を添えた。 最後に全員で校庭に描いたハートマークの中に集まり、風船を空に放った。秋空に高く舞い上がっていく様子に歓声が上がった。