三菱ふそうが新型投入、大型路線バス「エアロスター」の性能
新燃費基準に適合
三菱ふそうトラック・バスは2025年度を目標年度とする重量車の新たな燃費基準に適合した大型路線バスの新型「エアロスター＝写真」を4月に国内で発売する。転がり抵抗の低いタイヤを全車型に標準装備した。ノンステップタイプで都市型の代表車型の東京地区の価格は3279万円（消費税込み）。三菱ふそう子会社の三菱ふそうバス製造（富山市）で生産する。販売目標は非公表。 国土交通省が道路運送車両の保安基準で定めるタイヤの転がり抵抗係数のランク分けで、2番目に抵抗が少ない「Bランク」のタイヤを採用し燃費を改善した。また停車時エンジン停止（アイドリングストップ）機能を、エンジン始動時には常時作動する仕様に統一。ムダな燃料消費と排出ガスを低減できる。 継続生産車に5月以降設置が義務付けられる後退時車両直後確認装置に対応。広角のバックカメラによる車両後方の映像を車内の液晶モニターで確認でき、後退時の事故リスクを軽減する。
