俳優・今田美桜さん 高知への思いを語る【高知】
やなせたかしさん夫妻をモデルにしたドラマがこの春から放送されるのにあわせて、主演俳優の今田美桜さんがやなせさんや高知への思いを語りました。 この春放送のテレビドラマは、香美市香北町出身で「アンパンマン」の生みの親やなせたかしさんと、妻の小松暢さんをモデルにしたものです。 ヒロインの朝田のぶ役を俳優の今田美桜さんが演じます。放送開始を前に、今田さんがインタビューに答えてくれました。 ■今田美桜さん 「徐々に徐々に近づいたなという気持ちがあって、やっぱり楽しみと同時にちょっと緊張も少しずつしてきているんですけど、でもインからとにかく『あんぱん』のチームみんなと全力で撮影に臨んでいるので、とてもいい作品を届けられるんじゃないかなと放送が楽しみ」 作品の中で出てくる土佐弁については。 ■今田さん 「土佐弁をしゃべるのがとても楽しくて。しゃべりたくてしゃべりたくて、カメラが回っていない間もしゃべってみたり楽しんでやらせてもらっている。『たまるか』は大好きですし、あとは『どういて?』が好き。のぶは男勝りな部分があるので、ちょっと男性に混じって色々やりたくてもやれない瞬間とかやっぱり当時なのであったりするんですけど、それを素直に『どういて?』って言うんですけど、そういうのをポンと言えるのぶのキャラクター含め、その『どういて?』が大好き」 去年行われた高知ロケについては。 ■今田さん 「いやもう最高でした。戻りたい。それくらい撮影期間に感じた。見た景色とかの広大で青々とした高知の自然や人の温かさ、食べ物も本当に美味しかった。高知がクランクインで感じたものを東京に持って帰ってきて撮影できているので、すごくそれはありがたかったですし、今も活力の一つになっている。いまだに本当にみんなであのときのカツオ美味しかったよねとか、あのときのお酒美味しかったとか話す。それくらい充実した高知ロケだった」 やなせさんの作品については。 ■今田さん 「やなせさんの作品との思い出はたくさんあって、特にアンパンマンは一番小さい頃をともにしたのかなと思う。小さい頃の写真を見ていると、指人形を並べて写真を撮っているのもあったり。記憶がないときから一緒に過ごしていたんだなと思う。やなせさんの作品を見ても生きてるってだけでもうすごいんだっていう、自分をあたたかく褒めて包んでくれるような作品から感じるので、それはやなせさんだけじゃなくてぐいぐい引っ張っていたのぶさんもそういう方だったからだし、もう本当におふたりはとてもすごい素晴らしい方なんですけど、2人からすると本当に多分何てことなくて。おふたりがそれまで過ごされてきた、それこそ戦争も経験されているし、色んなことからああいう優しい世界が出来たんだなと思う。作品の中でも戦争の部分が描かれたり、近しい方が亡くなったり死と向き合うとかいうところもたくさんあるので、それでも明るくみんなが前を向いて生きている姿に元気、勇気をもらえますし、そこはしっかりと伝えられたらなと思っている」 最後に県民へメッセージをもらいました。 ■今田さん 「高知放送をご覧のみなさん、いよいよ春から「あんぱん」が放送します。もうまもなく、緊張しております。でも今とてもみんなで和気あいあいと撮影を頑張っている。高知のすばらしさとか、あと土佐弁もたくさんあるので、ぜひ高知の朝を盛り上げられるように頑張っていきますので楽しみにしていてください。頑張るきね!」