BMW Motorrad「GS」に新たな仲間!? 「Concept F 450 GS」発表
「310」と「800」「900」の間を埋める新しいGS
BMW Motorradは、2024年11月07日~10日にかけてイタリア・ミラノで一般公開されているバイクの見本市「EICMA(エイクマ)」で「Concept F 450 GS(コンセプト・エフ・ヨンゴーマル・ジーエス)」を発表しました。 【画像】「GS」シリーズの新たな兄弟!! BMW Motorrad「Concept F 450 GS」を画像で見る(38枚)
同社がラインナップする「G 310」と「F 800」「F 900」の間に位置する新しいモデルを示唆するConcept F 450 GS は、欧州におけるA2ライセンス(排気量の制限なしで、出力35kW=48hp以下のバイク乗れる欧州の免許区分)向けの「GS」として開発されたアドベンチャーモデルです。
A2クラスに適合する新開発の直列2気筒エンジンを搭載する同モデルは、優れたオフロード性能と同時に、公道での俊敏で正確なハンドリングを確保するためにラリーやエンデューロ・スポーツの技術を取り入れた、フルアジャスタブル倒立フォークと荷重依存型ダンピングを備えたショック・アブソーバーを装備。 軽量構造とその他の最先端のソリューションを的を絞って使用することで、A2クラスの最低重量要件である175 kgに近い、非常に軽量な車両に仕上げられています。
また、GSシリーズの最高峰モデル「R1300GS」にインスパイアされたConcept F 450 GSではABS Pro(傾斜角度に依存)や高性能ブレーキ・システム、自由に設定可能なライディング・モード、スマートフォンやその他のアクセサリーとの接続も可能な6.5インチTFTディスプレイを搭載。 R1300GSトロフィーと同じくレーシング・ブルー・メタリックのベース色にブルー、ホワイト、レッドを使用したカラースキームが採用されています。
今回の発表に際し、プロジェクト・マネージャーであるヨハン・サイモン氏は、「妥協は一切ありません。Concept F 450 GSのスポーティなオフロード志向を踏襲し、可能な限りこのコンセプトに近い形でバイクを製作します。アクセシビリティとハンドリングを向上させるために、シート高を調整するだけです。クロススポークホイール(フロント19インチ、リア17インチ)の代わりに、アルミホイールも考えられます」とコメントしています。 なおBMW Motorradは、Concept F 450 GSにインスパイアされた市販車を2025年に発表する予定といいます。
バイクのニュース編集部