【競輪】市田龍生都がデビュー戦完全V 狙うは無傷18連勝「S級まで負けずにいきたい」/松戸
<松戸競輪>◇F2◇最終日◇6日 127期を早期卒業した市田龍生都(23=福井)が、デビュー開催で完全優勝を果たした。 最終日のチャレンジ決勝8Rで打鐘前から一気の仕掛け。雨を切り裂き、2着の中島淳に9車身差をつけた。3日間、他を圧倒して「今はしっかり勝ち取れて良かったなと思います」と率直な感想をもらした。 レースは仕掛けたタイミングで後輪が滑ったが「ちゅうちょしたけど、ホームストレッチではとらえられた」と、アクシデントも関係なかった。 「競輪って世界は深い。楽しさと面白さ。仕事として1人1人の熱量を感じることができた。初の賞金は家族に恩返ししたい」と、3日間の戦いを振り返った。 今の競輪界はどうしても車番が重要。チャレンジ戦では前受けが圧倒的に有利だが「(前受けは)やろうと思ったらできるけど、まずはデビュー戦で自分の得意とすること。勝負どころで他を圧倒して、出たら出させない」と自分の求められている走りも分かっており、それを実行に移せる脚力も備わっている。 ここはスタート地点で「S級まで負けずにいきたい」。 デビューから18連勝のS級特昇を目指す。