不正に介護報酬を請求…指定を取り消し 職員の人員基準を満たさず、通常の報酬を請求 埼玉・春日部市の事業所 「利用者が少ないため、職員が足りなくても大丈夫だと思った」と説明 市は返還求める
介護職員の人員基準を満たさずに通常の介護報酬請求を行ったなどとして、埼玉県春日部市は13日、介護保険法に基づき、同市小渕の介護事業所「デイサービス わらべ詩」の地域密着型サービス事業者の指定を取り消した。運営法人の「わらべ詩」(同市藤塚)に、不正請求額351万8023円に加算金を上乗せした492万5232円の返還を求めている。 性的暴行…着替えを介助中の女性襲われる 介護士を逮捕、女性の介助担当 施設長「性的行為していた」
市介護保険課によると、同事業所は昨年4月~今年3月、介護職員の人員基準を満たしていないにもかかわらず、人員基準欠如減算を行わずに通常の介護報酬を請求した。市の聞き取り調査に「利用者が少ないため、職員が足りなくても大丈夫だと思った」などと説明しているという。 8月19日現在で6人が同事業所を利用しており、同課は「他法人事業所への引き継ぎを行うなど、利用者のサービス継続を図るための便宜を提供するよう指示して支障を来すことのないよう対応している」としている。