一人暮らしでガス代が1ヶ月5000円って高いですか? 手軽にできる節約法があれば教えてください。
一人暮らしの場合、ガス代は月額5000円前後が平均と言われています。しかし、地域や季節、生活スタイルによって差は大きく、5000円が高いと感じる人もいれば、安いと感じる人もいるでしょう。 ▼「シャワーだけ」vs「お湯をためる」1人暮らしはどっちがお得? それぞれの水道代・ガス代を比較 そこで今回は、一人暮らしのガス代5000円が妥当かどうかということに加え、手軽にできる節約術について詳しくご紹介します。
一人暮らしのガス代
「家計調査 家計収支編」2024年1~3月期の1世帯当たり1カ月間の収入と支出によると、一人暮らしのガス代は3884円でした。ガスは寒い時期になると浴槽にお湯を溜めたり、暖房器具などをよく使ったり使用量が増えます。他の時期における一人暮らしのガス代の平均支出を調べたところ、表1の通りでした。 表1
表は家計調査 家計収支編を基に筆者作成 表1の結果からわかるのは、ガス代の支出は季節によって大きく変動するということです。寒い時期(例えば、2024年1~3月期)にはガス代が増え、温水や暖房器具の使用が多くなる傾向があります。一方で、暖かい時期(例えば、2023年7~9月期)にはガス代が減少する傾向が見られます。 ガスの使用量が増え、ガス代が多くなる時期でも約4000円程度のため、月に5000円のガス代は高い傾向にあるでしょう。
LPガスを使っていると都市ガスより高くなる
都市ガスとLPガス(液化石油ガス)の主な違いを4つ紹介します。 ●原料 ●供給方法 ●性質 ●料金 都市ガスは主にメタンを含む天然ガスや液化天然ガス(LNG)が使用されます。一方、LPガスはプロパンとブタンから成る液化石油ガス(LPG)が主な原料です。都市ガスは地下のガス管を通じて直接家庭に供給されますが、LPガスはボンベに液化されて運搬・配送されます。都市ガスは空気よりも軽く、LPガスは空気よりも重いです。 プロパンガスは都市ガスに比べて、多くの場合毎月の費用が高くなる傾向があります。これは、地下のガス配管を使用せずガス会社がボンベを利用者宅まで運搬・設置し、定期的に取り替える必要があるためです。その結果、コストが上昇します。自宅のガス代が高い場合、LPガスの可能性もあるでしょう。