「レアル・マドリーが本命だが、我々は気にしていない」ドルトムント指揮官テルジッチが“明白な目標”CL制覇へ意気込み
ドルトムントのエディン・テルジッチ監督が、チャンピオンズリーグ(CL)制覇を見据えている。 今シーズンのCLグループステージで死の組を首位通過したドルトムント。ノックアウトステージではPSV、アトレティコ・マドリーを下し、準決勝ではパリ・サンジェルマンを相手に2戦合計2-0で勝利して11年ぶりとなる決勝進出を決めた。 27年ぶり2度目のCL制覇を懸けた6月1日のレアル・マドリー戦を前にしたプレスカンファレンスで、テルジッチ監督は「我々の明白な目標はトロフィーを掲げることだ。この舞台にいられることは幸せだが、トロフィーを手中に収めるためにはレアル・マドリーを相手にウェンブリーで勝利しなければならない」と話し、意気込みを続けた。 「レアル・マドリーが本命であることは明らかだ。我々はそんなことを気にしてはいない。我々はアトレティコやパリとの試合でも本命ではなかった。我々は勇敢であり、マドリーが新たなタイトルを勝ち取るのを見るためにここにいるわけではないなら、チャンスがあるはずだ」 「レアル・マドリーと10回対戦するならば(勝ち越すことは)とても難しいだろう。不可能だ。しかし、1試合で実現しようとするのなら、すべてが可能だ。我々は今シーズンとても多くの試合をプレーした。すべてで60試合だ。我々は明日の準備をするために60試合を費やした」 今シーズンのドルトムントはブンデスリーガにおいて、来シーズンのCL出場権を獲得したものの5位と苦しんだ1年となった。それでも、CL決勝進出を決めたチームへの自信をテルジッチ監督は語っている。 「我々はこの大会で最も多くのクリーンシートを記録したチームだ。相手を可能な限りゴールから遠ざけておく必要がある。失点していた9月こそ最高のチームではなかったが、今の我々は異なるチームで、このトロフィーのために戦う準備ができていることを示してきた」