岸本、持病が悪化 引退の可能性も示唆―トライアスロン女子
トライアスロン女子の東京五輪代表、岸本新菜(28)=リソル・稲毛インター=が11日、持病の悪化を明かし、今年中に現役を引退する可能性を示唆した。 2021年東京五輪後から左脚に違和感を覚え、22年に外腸骨動脈の線維化症が判明。複数回の手術を経て再起を目指したものの、昨年末から悪化したという。「血液が酸欠状態になり、左脚が上がらなくなってしまう」と説明した。 横浜市内で11日に行われた世界トライアスロンシリーズは最下位55位。パリ五輪出場は厳しい状況となったが、最後まで走り切り「やれることはやって挑んだレースなので楽しかった」と涙ながらに話した。