d払い不正使用で電子たばこを詐取、容疑でベトナム人の男を再逮捕 被害総額6千万円か
スマートフォン決済サービス「d払い(iD)」を不正に使用し、加熱式電子たばこスティックをだまし取ったとして、警視庁国際犯罪対策課は電子計算機使用詐欺容疑で、埼玉県川口市西川口、ベトナム籍で職業不詳、グエン・ヴァン・フイ容疑者(27)を再逮捕した。 同課によると、ヴァン容疑者はベトナム人らによる組織的な加熱式電子たばこ詐取グループの一員。大量のスマホをコンビニに持ち込み、他人名義のd払い(iD)で電子タバコスティックを詐取し、転売していた。令和5年1~10月で約6千万円の被害があり、グループは約4800万円の利益を得たとみられている。 グループではこれまで、ベトナム人の20代の男女3人が電子計算機使用詐欺容疑などで逮捕されている。同課はグエン容疑者が犯行に使うスマホの準備や、だまし取ったスティックの運搬、実行役の見張りなどを担ったとみて調べている。 再逮捕容疑は5年2月、東京都内のコンビニで、他人名義のアプリを使って加熱式電子たばこスティック5100個など(販売価格計約300万円)をだまし取ったとしている。グエン容疑者は調べに対し、「頼まれて段ボールを運んだことはあるがよく覚えていません」と供述しているという。