セルフレジで間違って同じ商品を2度打っていたことに気づきました。レシートがあれば返金してもらえるのでしょうか? 1週間以内なら大丈夫ですか?
スーパーをはじめとしたさまざまな小売店でセルフレジを見かけることも増えてきました。よりスムーズに会計できて便利な反面、いくつかの問題も起こりやすいようです。よくあるのが商品の「二重スキャン」でしょう。 例えば「同じ商品のバーコードを誤って2度スキャンしてしまったことに自宅に帰ってから気づいた」という場合、返金はしてもらえるのでしょうか?
便利なだけじゃない? セルフレジの注意点
セルフレジは、待ち時間が少なくスムーズに会計できる、プライバシーが守られるなど、買い物客にとってさまざまなメリットがある一方で、人によっては操作が難しいことや支払い方法の制限など、いくつかの注意点もあります。 中でも、年配者や機械の扱いに不慣れな人は、自分で商品のバーコードを読み取ることや画面上でのデジタル決済などの操作を難しく感じることがあるようです。 よくある読み取りエラーとして「バーコードがスキャンされていない」「商品が二重にスキャンされている」などがあります。多くの場合、このようなエラーに気づいても自分では解決できないので、スタッフに対応してもらわなければなりません。そもそも、お客さんがその場でエラーに気づかない場合も多く、店側が後々の対応に追われることも多いようです。
帰宅後に「二重スキャン」に気づいたKさん、返金はしてもらえる?
セルフレジで二重スキャンをしてしまった場合、その場で気づくことができればいいのですが、後から気づくケースもあるでしょう。その場合、返金してもらうことはできるのでしょうか。 例えば「Kさんがスーパーでキャベツを1個買ったが、帰宅後レシートを見たらキャベツが2個として会計されていることに気づいた」とします。その場で気づかなかったとはいえ、できれば返金してもらいたいというのが心情でしょう。このような場合、スーパーは返金に応じてくれるのでしょうか。
スーパーができる対応
結論から言うと、このような場合、キャベツ1個分の代金を返金してもらえる可能性が高いです。セルフレジを導入しているお店では、商品の重さを量ってスキャンや袋詰めが正しく行われているかをチェックしたり、防犯カメラで不審な動きをキャッチしたりなど、支払い忘れや万引きなどの被害を最小限に抑えるためのさまざまなセキュリティ対策が施されています。 Kさんのように単にミスする人もいますが、中には商品をスキャンせずに持ち去る行為や、2点購入したのに1点しか持っていないかのように振る舞って1点分を返金してもらうといったような悪質な行為もあります。 そのため、多くの店舗では客側からこのような連絡を受けた場合、それが事実であるかどうかをカメラなどで確認できる体制を整えているのです。お店に事情を話して確認してもらえば、Kさんが袋に入れたのはキャベツ1個だけであることが明らかになるでしょう。
まずはお店に連絡しよう
自分で機械を扱うセルフレジで、うっかりミスしてしまうのは恥ずかしいことではありません。まずは、お店に電話などで連絡してください。理由を伝えてレシートを持って行けば、連絡を受けたお店はカメラなどで確認をし、対応してくれる可能性が高いでしょう。ただし、1週間以内など返金期限を設けているお店も多いので、早めに連絡することが肝要です。 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部