【解説】石川県内“大雪”の恐れ ピークは?量は? 気になる今後の降り方
テレビ金沢NEWS
佐藤 希生 アナウンサー: 気象予報士の小野さんとお伝えします。今後の雪の降り方が気になります。 小野 和久 気象予報士: 大雪が心配される理由は…こちら、
小野: 強い寒気とJPCZです。もちろん、西高東低の冬型の気圧配置も関係ありますが…
小野: 冬型が強いと風が強くなる分、雪が山に多く運ばれ、平地よりも山で多く降ります。少し冬型が緩んだ際などには、平地での大雪に注意が必要です。
小野: ひとつずつ見ていきましょう。9日朝9時の予想天気図です。 いつもお伝えしているように、上空約1500メートルの寒気で、3段階の中間の色が平地で雪になる目安です。 佐藤:石川県内は、すっぽりと覆われていますね。
小野: そして、大雪の可能性があるときに登場するJPCZをおさらいしましょう。 朝鮮半島の付け根に高い山があります。大陸からの冷たい季節風がこの高い山にぶつかり、二つに分かれます。
小野: そして、次に合流するのが日本海です。風と風がぶつかり合って雪雲の帯ができます。この帯がかかると大雪になってしまいます。
小野: 8日夜9時の雪雲と風の予想です。JPCZの雪雲の帯は新潟県付近に予想されています。8日夜から動かします。 9日の日中にかけてはあまり動きはありませんが、9日夜になると石川県内に雪雲の帯がかかる予想です。 佐藤: 風が強いですね。10日になると雪は落ち着きそうですね。 小野: いまの段階でのこのコンピューターではこういう予想ですが、最新の情報にご注意ください。
小野: そして、24時間に予想される降雪量の気象台の予報です。 9日正午までは、平地の多い所で加賀で10センチ、能登で15センチ、10日正午までは、平地の多い所で加賀で20センチ、能登で30センチ、特に加賀の山地では多い所で70センチ降る見込みです。そして、11日土曜日まで雪は降りやすい見込みになっています。 佐藤: 9日から週末にかけて雪の降り方、最新の情報に注意していただきたいと思います。