岩手県内インフル流行入り
県は20日、本県の1定点医療機関当たりのインフルエンザの患者発生状況(定点報告)が流行開始目安の1・0を上回り、流行シーズンに入ったと発表した。来年3月ごろまで流行が続くとみて、手洗いなどの予防対策を徹底するよう注意を呼び掛けている。 2023年より1カ月余り遅いものの、ほぼ例年並みのシーズン入り。患者発生状況を見ると、第42週(10月14~20日)は0・08と低かったが、第43週(21~27日)は0・52、第44週(28日~11月3日)は0・67と増加。第45週(4~10日)に0・33といったん減少したものの、第46週(11~17日)に1・51となり流行開始目安を上回った。 保健所管内別では県央3・44、釜石3・0、中部2・7、盛岡市1・73、一関1・0などと続く。 県医療政策室は、通常は12月から3月にかけて大きな流行となるため、手洗いやせきエチケットの励行といった対策をはじめ、症状がある場合は無理して出勤、登校せず休養するなど感染拡大防止への協力を求めている。