【今朝の5本】仕事を始める前に読んでおきたい厳選ニュース
周到な準備
イタリアの銀行、ウニクレディトは、英銀バークレイズとバンク・オブ・アメリカ(BofA)の手助けを得て、以前から周到に独コメルツ銀行の株式追加取得を準備していた。欧州金融界を揺るがした今回の動きに対し、ドイツ政府は強く反発している。事情に詳しい匿名の関係者によると、独政府は今月に入りコメルツ銀の持ち株を一部手放したが、バークレイズはその数週間前にウニクレディト向けにコメルツ銀行株に絡むデリバティブ(金融派生商品)をアレンジ。ウニクレディトはその後、バークレイズとBofAの支援を得て、コメルツ銀の持ち株比率を事実上、現在の約21%程度まで引き上げたという。
利益確定売りを
モルガン・スタンレーのストラテジストは米ディフェンシブ株について、最近のアウトパフォームにより割高感が出てきたため、利益を確定すべきだとの見解を示した。マイケル・ウィルソン氏率いるチームは、景気敏感株との比較でディフェンシブ株の投資判断を「中立」に変更。「次の雇用統計の結果が分からない以上、ディフェンシブ銘柄の最近のアウトパフォームを利用して利益を確定することは、理にかなっている」とリポートに記した。
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