琴桜、全勝の宇良をストップ 我慢の相撲で2敗守る 三役以上の休場者続出も「自分のやるべきことやる」
◆大相撲 ▽夏場所7日目(18日、東京・両国国技館) 大関・琴桜(佐渡ケ嶽)が、全勝だった西前頭4枚目・宇良(木瀬)を下して単独トップの座から引きずり降ろした。昨年九州場所から1勝2敗で、過去4勝3敗ときっ抗していた業師に、下から左おっつけで攻められるも我慢。相手の引きに乗じて逆襲に転じ、最後は押し倒した。 「慌てずに落ち着いて取れればいいかな、と思っていた。余計なことをしないように集中してやっていけた」と振り返った。今場所は三役以上の休場が相次いでいる。看板力士としては責任も増すが「人は人。自分のやるべきことをやって土俵を務めれば、そういう(結果を残すこと)のにつながる。意識しても相撲が悪くなる」と、あくまで自らに集中していく構えを見せた。 八角理事長(元横綱・北勝海)は「よく足がついていった」と分析。幕内後半戦の高田川審判長(元関脇・安芸乃島)は「落ち着いていた。立ち合いは五分。押し込まれたが、我慢した。我慢できたことが良かった」と評していた。
報知新聞社