ウクライナ侵攻後、難民危機と闘う女性たちの「リアル」
ウクライナ難民支援の新たな形...RCTVメモリアの挑戦
RCTVメモリアはウクライナ難民に関する活動を、単に弱者に必要不可欠なサービスを提供するだけでなく、ウクライナへの帰国後に必要となるであろう心理社会的・経済的な支援を提供する活動へと移行させている。 「彼らはウクライナの最も貴重なリソースだ。故郷に戻り、祖国の再建に貢献する準備をしなければならない」と、ポポビチは言う。 侵攻開始から2年以上、世界はそろそろ危機にふさわしい対応を始める時期だ。最前線で活動する団体にリソースの奪い合いを強いるのではなく、彼らの能力を高め、支援対象のニーズを満たすために必要な持続的で柔軟性のある長期的資金を提供する必要がある。 RCTVメモリアのような団体はウクライナ侵攻前からある。そして、紛争終結後も活動を続けるはずだ。彼らは支援対象のニーズと願望を理解し、そのニーズに応えられるスキルと専門知識を持っている。今こそ国際社会は、彼らにふさわしい敬意と資金を提供すべきだ。 (筆者らの運営するNPO「ボイス」は紛争や災害時の女性への暴力根絶を目指すフェミニスト団体) From Foreign Policy Magazine
メンディ・マーシュ(NPO「ボイス」代表)、ローレン・メッシーナ(同ウクライナ危機対応地域マネジャー)