「これで仕事は無理」男性社員が生理痛を疑似体験 女性の約8割が生理痛で「生活に支障」
RKB毎日放送
女性特有の”痛み”を男性も理解しようという取り組みです。 生理痛を疑似体験する企業研修が福岡市で行われました。 【写真を見る】「生活に支障がある」と答えた女性は81.9% ■男性記者も体験「これで仕事は無理」 苦悶の表情を浮かべる男性たち。体験しているのは生理痛です。 下腹部に電気刺激を与える機器を装着し生理の際の痛みや不快感を再現しています。 男性の堺恭佑記者が体験「おおおお、鈍い痛み。汗が出てきた。これで仕事は無理」 これは、社員の3人に2人が男性という製薬大手・ファイザーが生理痛への男性の理解を深め、女性社員が働きやすい環境づくりを進めようと開いた研修で、九州支店の管理職、男女16人が参加しました。 体験した男性社員「けっこう痛い」「集中できないし、次いつ来るかわからないというのもしんどい」 内閣府の調査によると、生理による不調が「生活に支障がある」と答えた女性は81.9%にのぼります。 ファイザー九州支店 進藤厳雄支店長「考えると体験するのでは全然違う。月経というのは触れてはいけない話題だったが、これからはオープンに」 ファイザーメディカルアフェアーズ部 松本亜美さん「やってよかった。女性社員からも上長に話しやすくなったと聞いている」 女性特有の悩みも、疑似体験を通して男性が痛みや辛さを想像することができるようになれば、職場でかける言葉ひとつから変わってくるかもしれません。
RKB毎日放送
【関連記事】
- 「逆らったらクビにされる」ペットショップ”勤務中”に起きた性加害 経営者の男(66)が複数の女性従業員に 裁判で明らかになった支配の構図と恐怖心
- 15年以上に及ぶ路上生活と売春 ”睡眠不足になるほど客をとった” 姉への強盗殺人罪に問われた妹(52) 収入はほぼ知人の女に送金と証言 ふたりの不可解な関係
- 「言うことを聞かないと殺される」12歳女子児童に性的暴行加えた20歳の男 通学路で起きた卑劣な犯罪に、判決は懲役6年6か月
- 「財布がなくなった」女子高校生の相談にゲームセンターの店長がとった”とっさの判断”「靴をみました」
- 将来の総理候補が落選した理由~裏金問題だけではない 自民・武田良太氏(56) 3つの敗因