東京で盛況の「メキシコ展」が大阪に、エキゾチックな出土品が約140点
東京で約33万人が来場した、話題の特別展『古代メキシコーマヤ、アステカ、テオティワカン』が2024年2月6日から「国立国際美術館」(大阪市北区)で開催される。 【写真】ちょっと愛くるしいポーズ…アステカ文明(1469~86年)「鷲の戦士像」 紀元前15世紀から後16世紀まで、3000年以上にわたり繁栄してきたメキシコの古代文明。なかでも今回は「マヤ」「アステカ」「テオティワカン」の3つの文明から、出土品約140件が展示される。厳しい自然環境のなか、神を信仰し時に畏れながらも、人知が進み発展していった文化の奥深さと魅力を堪能できる展覧会となっている。 同展は第1~4章と四部構成となっており、農耕に必要な雨をコントロールするために崇められていた神、トラロクをモチーフとした「トラロク神の壺」や、地平線に沈んだ夜の太陽を表したとされる「死のディスク石彫」など、メキシコが誇るエキゾチックな品が並ぶ。 ほかにも、マヤの都市パレンケの黄金時代を築いたパカル王の妃として知られる、通称「赤の女王」の装飾品は同展が日本初上陸。マスク・冠・首飾りが展示され、まるで当時の妃が眼に浮かぶかのような空間となっている。 会期は2024年2月6日~5月6日まで(月曜休館)、入場料は一般2100円ほか。朝10時~夕方5時まで(入館は閉館の30分前まで)。金・土曜は夜8時まで開場する。