フランス戦に向け練習でパスを出す斎藤（右）（ｃ）ＪＲＦＵ）

　ラグビー日本代表は８日、欧州へのリポビタンＤツアー初戦となるフランス代表戦（日本時間１０日朝）に向け、ＳＨ斎藤直人（２７）＝トゥールーズ＝らがオンラインで前日会見を行った。 　斎藤は今季からフランスに移籍し、現地で合流した。今回フランスのＳＨはトゥールーズのチームメートで世界最高のＳＨと呼ばれるデュポン。 　斎藤は「特別に意識はしない」としながら「デュポンとＳＯラモスのＨＢはキックでゲームを作ってくるキーマン。良いキック、良い判断をさせないようプレッシャーをかける」と宣言した。 　前日夜に会見したエディー・ジョーンズ・ヘッドコーチは「斎藤はフランスを経験して発言や質問が増えた」と称賛。しかし本人は「合流したばかりで分からないところがあるから質問してるだけで、フランスとは関係ないです」と苦笑い。 　一方、昨季からフランスでプレーしているＦＷテビタ・タタフ（２８）＝ボルドー＝は「こちらでは大きな相手と毎週試合をして、フィジカル面に自信がついた。相手がデカくて重くても絶対に負けないというメンタリティーで臨みたい」と強気に話した。