三菱自動車が日本郵便から集配用に軽商用EV「ミニキャブEV」3000台を受注
航続距離や安全性が向上した新モデル「ミニキャブEV」
2024年7月8日、三菱自動車は日本郵便から軽商用電気自動車「ミニキャブEV」3000台を受注したと発表した。2024年秋から集配用の車両として順次納入する。 【写真】集配用の「三菱ミニキャブEV」をもっと見る 今回受注が発表された「ミニキャブEV」は、2011年から2021年にかけて販売されていた「ミニキャブ・ミーブ」を改良して再登場させたモデルで、ASC(アクティブスタビリティコントロール)や、オートライトなど、安全性や使い勝手が前モデルからアップデートされている。 また、ビジネス用途で最も重要となる航続距離も、バッテリーの容量アップにより180kmまで向上しているのが特徴となる。
日本郵便の環境マネジメント推進に貢献
日本郵便は、2013年から前モデルとなる「ミニキャブ・ミーブ」を5000台以上導入して以降11年間にわたる使用実績を基に、今回、新モデルの導入を決定したという。 「ミニキャブEV」は、ルート配送に十分な航続距離を実現し、大容量の荷室空間を有しているため、郵便物など重い荷物を積載しても、滑らかで力強いモータードライブで快走することが可能だという。また、CO2を一切排出しない環境性能と、閑静な住宅街での集配でも騒音問題を解消する静粛性、業務時間内の給油の手間を省ける利便性など、ビジネス向けに適した特性で高評価を得ているモデルだ。 2024年秋より順次納入が開始されるそうで、ラストワンマイルの課題解決と温室効果ガス排出量の削減に向けた日本郵便の環境マネジメントの推進に寄与するとしている。 【主要諸元 三菱 ミニキャブEV】 ・全長×全幅×全高:3395×1475×1915mm ・ホイールベース:2390mm ・車両重量:1130kg ・最高出力:31kW(42ps) ・最大トルク:195Nm ・バッテリー総電力量:20kWh ・WLTCモード航続距離:180km ・駆動方式:RWD ・タイヤサイズ:145/80R12 ・車両価格(税込):243万1000円