山手線の内側なのにそこそこ長いぞ!? 都営バス品97系統が強力すぎる!!
都心部を約1時間かけてぐるっと回るJR山手線。その沿線の内側を走る、ちょっと気になるバス路線はどれも超実力派だ!!そんなラインラップの中から今回、都営バス「品97」系統にスポットを当ててツッコミを入れる!! 【画像ギャラリー】都営バス品97系統で行く、約1時間のステキなバス旅(7枚) 文・写真:中山修一 (品97系統の写真付き記事はバスマガジンWEBもしくはベストカーWEBをご覧ください)
■東京の巨大駅を結ぶ路線バス
東京都の品川~新宿を移動する際、真っ先に思い浮かぶ公共交通機関といえばJR山手線だろう。品川~新宿間は10.6km・およそ20分の距離だ。 電車で直行できるなら、他の公共交通機関を作る必要もなさそうな印象を受ける。ところが、意外にもほぼ同じ区間を路線バスが走っていたりする。都営バスが運行する「品97」系統がそれだ。 バス停名で言うところの「品川駅高輪口」と「新宿駅西口」を結ぶ路線で、巨大規模の駅同士をバスがつないでいる区間設定に物珍しさを感じるのと、電車を使えば1本で行けるのに何でバスが?と思えるあたりが好奇心をくすぐる。
■品川駅から品97系統に乗りバスだ!!
理由はともあれ、何だか楽しそうと思ったバスなら、とりあえず乗ってみるのがベター。幸い品97系統の場合、平日の昼間なら20分おきくらいに出ているため、限界系ローカル路線バスのように綿密な戦略立てはほぼ不要なので安心だ。 バスの出発時刻を特に調べないまま、フラフラと品川駅まで赴いた。どちらかと言えば時間よりも、その品97系統が出ている停留所を見つけるほうが難敵な気がする。品川駅周辺にはあちこちにバス停が散らばっており、なかなかの初見殺しだ。 「品川駅高輪口」の名称がついているバス停は、山手線の線路の内側・第一京浜沿いの各所にあり、最も北寄りに置かれたバス停から品97系統が発着している。 最寄の駅出入口は高輪口。バス停のすぐ近くに架かっている歩道橋(品川駅前歩道橋がフォーマルな呼び名)が目印かつ、駅からのアプローチにも便利だ。