アンドレス・イニエスタが現役引退を発表。実父は「サッカーから離れることはできない」と動画でメッセージ
バルセロナやヴィッセル神戸などで活躍した元サッカースペイン代表MFアンドレス・イニエスタが8日、現役を引退することを発表した。自身の公式Xで動画を投稿し、カタールメディア『beIN SPORTS』などが報じている。22年間の現役生活に幕を閉じ、第2の人生を歩むことになった。 【動画】バルセロナFWの芸術的ゴール! イニエスタはバルセロナで長らくプレーし、リオネル・メッシやシャビなどとともに黄金時代を築き上げた。2017/18シーズンを最後にバルセロナを離れ、2018シーズンから神戸へ加入となった。Jリーグの優勝は叶わなかったが、2019年からキャプテンに就任すると、天皇杯優勝に貢献し、チームに初のタイトルをもたらした。そして、イニエスタは2023年8月にUAEのエミレーツ・クラブへ移籍となった。 公式Xに動画と共に「ゲームは続く」と投稿。動画内では「あなたにとってフットボールはどんな意味を持つ」と問われ、イニエスタは涙を堪えながら「私にとってフットボールは…」と語る映像が映し出される。その後、バルセロナで監督を務めたルイス・エンリケや当時バルセロナのトップチームにイニエスタを招集したルイ・ファン・ハール、バルセロナで指揮したジョゼップ・グアルディオラなどがコメントを送った。 グアルディオラ監督は、バルセロナの困難な時期にイニエスタがどれほど励ましてくれたかを振り返り、エンリケ監督は「40歳になってもサッカーを続けたいと考えるイニエスタの姿勢は、子ども時代の路上サッカーそのものだ」と賛辞を送った。さらに、イニエスタの父、ホセ・アントニオ・イニエスタ氏は「アンドレスは、決してサッカーから離れることはできないだろう」と、息子への愛情とサッカーへの情熱を表現している。 日本でもプレーした天才MFは今後、どのような人生を歩んでいくのか注目だ。
フットボールチャンネル編集部