「8年半、私にとっての青春でした!」櫻坂46 一期生・小林由依卒業コンサート開催!
ライブもいよいよエンディングに近づく。砂を掬い上げる小林の映像とステージ上で同じ動きをする小林の姿がリンクすると、本編ラストナンバーの「隙間風よ」がスタートする。力強さと儚さが混在するこの曲の世界観を、センターに立つ小林とメンバーたちはダイナミックさと繊細さを併せ持つダンスで見事に作り上げた。曲が終わると、ひとりステージに残った小林が最初に登場した場所へと戻っていき、ドラマチックな演出とともにライブ本編を終えた。 オーディエンスの「櫻坂46」コールに応えるように再登場した小林は、卒業に向けて制作されたソロ曲「君がサヨナラ言えたって・・・」を、ストーリーを感じさせるダンスを交えながら歌唱。歌やダンスと真剣に向き合ってきた彼女の、集大成のようなパフォーマンスに対し、客席からは惜しみない拍手が送られた。
続いて、スクリーンには欅坂46時代から現在に至るまでの思い出の写真や小林からのメッセージが投影される。そして、たくさんの花をあしらったドレスを着た小林がステージに登場し、メンバーや家族、スタッフ、Buddiesに向けて感謝の言葉を送る。三期生に対して「入ってきてくれてありがとう」と伝えると、二期生には欅坂46時代に感じた申し訳なさを口にしつつ「どんどん先頭に立って引っ張る存在になると思うんですけど、責任感はみんなで分け合って、みんなで櫻坂をどんどん愛されるグループにしていってくれたらうれしいです」と告げる。そして、同期の一期生には「8年半本当に毎日一緒にいて、喜怒哀楽全部の感情を共有し合った仲間なので、これからも楽しんで幸せに活動していってくれたらうれしいなと思います」と優しい言葉をかける。さらに、Buddiesに向けては「私が存在している意義、理由を皆さんのおかげで知れた。そんなに大それた人間じゃないのに、ひとりの人間に影響を与えるような活動をしているんだなという気持ちと、自分がそこに存在していたという誇らしさでいっぱいです。私が私でいさせてくれて、本当にありがとうございました」と感謝の気持ちを伝え、「8年半すごくつらかったことももちろんあるんですけど、皆さんとこうやってライブでいたことも楽しかったですし、普通にメンバーと楽屋にいる時間も楽しくて。そういう時間が私にとっての青春だったなと思います。皆さんも、皆さんの中での青春を思い出したときに、小林由依というのがいたなって思い出してくれるだけで、私は幸せですし、皆さんの記憶の片隅にちょこっといたらこれからもうれしいなと思います」と挨拶を締め括った。