初の女性大統領誕生へ秒読み メキシコ大統領選挙の趨勢
メキシコシティ、メキシコ、6月3日 (AP) ― メキシコ大統領選挙は6月2日、全土で行われ、与党左派のクラウディア・シェインバウム候補が、同国初の女性大統領になる見通しだ。 報道陣と圧倒的な数の支持者の拍手喝采の中、シェインバウム候補が投票すると、投票所には支持者らの「大統領!」の大合唱が起こった。 シェインバウム前メキシコシティ市長は、数カ月にわたって世論調査で2桁のリードを保っており、当選が確実視されている。 メキシコの選挙管理機関の予測によると、ロペス・オブラドール大統領のモレナ党が議会の過半数を握る見通しだ。 これによって、シェインバウム候補は、アジェンダを簡単に押し通すことができるようになるとみられている。 シェインバウム候補の主なライバルである野党上院議員でハイテク企業家のソチル・ガルベス候補は、麻薬カルテルとの闘いを強化すると公約している。 ロペス・オブラドール大統領の後任を決める選挙には、1億人近くが投票に登録している。 また、メキシコ最大の選挙で有権者は、全国32州のうち9州の知事を選出し、両院議員、数千人の市長、その他の地方ポストの候補者を選ぶ。 (日本語翻訳・編集 アフロ)