ドジャースのエース右腕グラスノー、投球再開のめど立たず 右肘腱炎 ロバーツ監督「いつになるかわからない」復帰遅れる可能性を示唆
右肘腱炎のため、15日間の負傷者リストに入っているドジャースのエース、タイラー・グラスノー投手の復帰が遅れる可能性出てきた。21日のマリナーズ戦前の会見でロバーツ監督が明かした。 グラスノーは11日のパイレーツ戦で7回、98球を投げた後に右肘に異変。17日に予定していた登板を回避し、16日にIL入りした。 戦線離脱から6日が経過したが、指揮官は「新しいことは何もない。いつからキャッチボール始めるかわからない」と現状報告。最短で8月31日に復帰できるが、「それ以上かかるだろう。彼もフラストレーションがたまっているのでは」と話した。 ドジャースは20日のマリナーズ戦に勝って3連勝。75勝52敗でMLB最高勝率をマークしているが、先発陣はグラスノーと山本が戦線離脱中。さらにミラーとビューラーは精彩を欠くなど、不安定な状態が続いている。 グラスノーは16年にパイレーツでメジャーデビューし、18年にトレードでレイズへ。21年8月に右肘靭帯再建手術を受け、昨年5月に本格的に復帰して21先発、自己最多10勝(7敗)、防御率3.53をマークした。昨年12月にレイズからトレードでドジャースへ移籍し、同時に5年1億3650万ドル(当時の為替レート約193億8000万円)で契約を延長した。 メジャー9年目の今季はここまで22試合に登板し、自己最多の134イニングを投げて9勝6敗、防御率3・49。開幕投手を務め、前半だけで8勝をマークし、オールスターゲームにも初めて選出された。7月上旬に腰の張りで15日間の負傷者リストに入っている。