サルコジ元大統領の実刑確定、電子ブレスレット装着へ フランス最高裁
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【12月19日 AFP】フランス破棄院(最高裁)は18日、ニコラ・サルコジ元大統領(69)が関与した汚職事件などをめぐる下級審の有罪判決を支持し、司法の監視下に置くため1年間電子ブレスレットを装着するよう命じた。3年間、公職に就くことも禁止された。第2次世界大戦後、フランスで大統領経験者に実刑が科されるのは初めて。 サルコジ氏は自身の不正疑惑に関する捜査情報を得ようと、担当判事に利益供与を持ち掛けた罪に問われた。2021年、第1審は有罪判決を出し、1年の自宅軟禁を言い渡した。電子ブレスレットを装着し、監視下に置くとした。2年の執行猶予付き。 2審も23年、この判決を支持していた。 この日、有罪判決が確定したのを受け、サルコジ氏の代理人弁護士はAFPに対し、判決は「当然」尊重すると語る一方で、この案件は数週間以内に欧州人権裁判所に申し立てるとした。 サルコジ氏自身は、「私に対する重大な不正義を受け入れる準備はできていない」と述べた。 同氏は今後、裁判所に召喚され、刑の詳細を言い渡される。 サルコジ氏は、リビアの独裁者だった故ムアマル・カダフィ大佐から巨額を受け取ったとされる別の事件でも捜査されており、来年1月、公判が始まる予定となっている。(c)AFPBB News