史上最高額は誰だ!? 冬の移籍金ランキング1位。バルサ史上最悪…。200億超えも輝きは一瞬
間もなく欧州主要リーグの冬の移籍市場が開幕する。冬は夏と比較をすると移籍の動きは少ないが、クラブによっては目先の課題を解決するために思い切った投資をすることもある。今回は、これまでの冬の移籍市場で成立したビッグディールのランキング形式で紹介する。※移籍金は『Transfermarkt』を参照。順位はサイトに準拠
1位:フィリペ・コウチーニョ(元ブラジル代表) 生年月日:1992年6月12日 移籍先:リヴァプール(イングランド)→バルセロナ(スペイン) 移籍日:2018年1月8日 移籍金:1億3500万ユーロ(約216億円) 1位には、2018年冬にリヴァプールからバルセロナへと移籍したフィリペ・コウチーニョがランクインした。 2013年1月にインテルからリヴァプールに加入した同選手は、卓越したテクニックとミドルシュートを武器に前線の軸となり、2015年10月に発足したユルゲン・クロップ体制でも重要な役割を担った。中でもバルセロナに移籍する前シーズンの2016/17シーズンの活躍は、彼のキャリアでもベストパフォーマンスだったと言えるだろう。 迎えた2017/18シーズンも前半戦だけで7得点6アシストと多くの得点に関与。すると、2017年夏にネイマールをパリ・サンジェルマン(PSG)へ売却していたバルセロナが強い関心を示し、2018年冬の移籍市場にて1億3500万ユーロ(約216億円)の移籍金で獲得に成功した。 当初、本人も「夢が叶った」と語ったバルセロナ移籍は順調で、2017/18シーズンの後半戦は7得点6アシストと求められていた得点関与の部分でチームに貢献した。ところがこの半年間がコウチーニョのバルセロナでのピークとなり、序列が下がった2019年夏にはバイエルン・ミュンヘンへと期限付き移籍。1年でバルセロナに復帰を果たしたが、主力選手に返り咲くことはなかった。 迎えた2022年1月にアストン・ヴィラに期限付き移籍すると、その半年後に2000万ユーロ(約32億円)の移籍金で売却。獲得時と比較をすると大幅なマイナスでの放出となり、バルセロナの歴史上でもワーストクラスの最悪の移籍となってしまった。
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