広島・末包、2戦連続3ラン 4連勝!22日勝って奪首だ
(セ・リーグ、広島6-2阪神、8回戦、広島5勝2敗1分、21日、マツダ)鯉が虎の尻尾を吸い込んだ。広島が今季最長タイの4連勝で首位阪神に0・5ゲーム差まで大接近。東洋大の後輩の村上から2戦連発となる2号3ランを放った末包が、お立ち台で誇らしげな表情を浮かべた。 「昨シーズンは(セ・リーグで)MVPを取っている素晴らしい投手から打てて良かった」 昨年のクライマックスシリーズを含めプロ3年目で初対戦。1─0の二回先頭で左翼線二塁打を放つと、2―0の三回1死一、三塁ではフォークをバックスクリーンへ。五回2死では四球を選び、3打席の対戦で2長打、3出塁と完勝した。 村上は東洋大時代の2学年下のかわいい後輩。自身が寮の「部屋長」だった4年時には同じ303号室でよく励まし合った。「本当にまじめで優しい子。みんなから好かれる」。プロで対戦できる喜びをバットに乗せた。 チームは4連勝で貯金は今季最多の4とした。「あしたもいい日になるようにしっかり準備したい」と新井監督。22日も勝てば、昨年7月27日以来の首位に立つ。(柏村翔)