故テレサ・テンさんの歌碑設置 福島県三島町の会津宮下駅前
福島県三島町は、台湾出身の歌手で特別町民の故テレサ・テンさんの歌碑をJR只見線会津宮下駅前に建立した。8日、除幕式が行われた。 アジアの歌姫とも称されるテレサさんは1977(昭和52)年、8枚目のシングル「ふるさとはどこですか」のキャンペーンで来町した。初めて見る雪景色に感嘆し、町民と食事を楽しんで交流を深めた。歌碑には「ふるさとはどこですか」の日本語詞と中国語詞が刻まれており、近づくとこの曲や「時の流れに身をまかせ」が流れる。歌碑の隣には、テレサさんが巡った町内の場所などを紹介する看板も設置した。 除幕式では、矢沢源成町長が「テレサさんの歌声が三島町に永遠に流れ、多くの人との絆が深まることを期待する」とあいさつ。テレサさんの兄で鄧麗君文教基金会董事長の鄧長富さんが「三島がテレサファンの心のよりどころになることを願う」と述べた。舟木稔同会名誉顧問らが祝辞を述べた。会場には東京、仙台、上海のファンクラブメンバーらも駆け付けた。
式に続き、町民センターで歌碑建立記念歌唱大会が開かれ、テレサさんの名曲の数々を歌った。