生徒会新聞を独力で1年間製作 長野県松本市・松島中生徒会長の原田泰成さん
長野県松本市の松島中学校生徒会長の3年・原田泰成さん(14)は、生徒会の活動をもっと知ってもらおうと1人で1年間生徒会新聞を作り続けた。12日発行分を最終回にして締めくくった。 推薦を受けて生徒会長に立候補する際、生徒会の活動をあまり知らないことに気づいた。細かな内容を伝えて、全校生徒にも活動に参加してほしいと思い、情報発信しようと新聞作りを始めた。 読書旬間で図書委員会が企画したイベントの紹介や、文化祭の全校制作の工夫などを取り上げた。他にも能登半島地震の特集記事や、市内で行われた阪口和彦校長の講演会を取り上げた記事、コラム「会長の独り言」などを掲載した。 新聞は第1号を1月に発刊後、不定期に計14回発行し、各クラスの教室と昇降口の掲示板に張り出した。各委員会から提出される提案書などと、取材を基に記事を書き、パソコンのアプリで紙面を製作した。字数を合わせたり、見出しを考えたりすることに苦労したという。原田さんは「もう少し発行したかった。時間をかけて作ってきた。達成感がある」と話していた。
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