大学進学は「私立」と「国立」のどちらをとる? 実家暮らしの私立と一人暮らしの国立で費用の差は?
「私立大学」と「国立大学」一般的な学費
私立大学と国立大学では、学費に大きな差があるといわれますが、実際にはどれほどの差があるのでしょうか。日本学生支援機構の令和4年度学生生活調査結果によると、国立大学が年間59万8600円、私立大学が年間130万8100円となっています。 しかし私立大学は、大学や学部によっても大きな差があります。また通常であれば大学は4年制ですが、医学部や歯学部、薬学部などに通う場合は6年制であるためその分学費もかかります。
実家暮らしの私立と一人暮らしの国立、費用はいくら?
大学に通うにあたり一人暮らしをする場合、いくら必要になるのでしょうか。 生活には家賃のほか、食費、水道光熱費、娯楽費なども必要です。日本学生支援機構の令和4年度学生生活調査結果では、国立大学に通う学生の生活費は、平均86万1900円となっています。年間の学費と合計すると、146万500円必要です。 また一人暮らしをする場合には、この金額よりも負担が多くなると想定しましょう。東京都内に住む場合には、家賃が比較的安いエリアでもおおよそ月に7万円程度かかるといわれています。 一方私立大学に実家から通う場合、必要なのは学費の年間130万8100円のみなので、国立大学に通って一人暮らしをするほうが、費用はかかることが分かります。 しかし実家から通う場合でも、学費以外に生活するためのお金は必要です。そのため、実際には実家暮らしで私立大学に通うほうが高くなる可能性もあるでしょう。
さまざまな制度も利用しながら無理のない学生生活を
大学に通うには国立大学でも私立大学でも相当な費用がかかります。 しかし学費の捻出が難しい場合は、奨学金制度を設けている財団の奨学金を借りたり、大学内の成績優秀者が利用できる奨学金制度を利用したりすることもできます。さまざまな方法を模索して、希望の大学で充実のキャンパスライフを送りましょう。 出典 独立行政法人 日本学生支援機構 令和4年度 学生生活調査結果 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部