バレンタインに贈りたい こだわりチョコレート(1) 世界大会優勝の技術と味
甘く濃厚な口どけで、幸せな時間を提供してくれるチョコレート。作り手のこだわりが詰まった逸品を紹介します。大切なひとへの贈り物や頑張る自分へのご褒美にいかがでしょうか。 第1回目は、世界的なチョコレートの祭典で優勝したショコラティシエが作る、至高のチョコレート。 (タウンタウン編集室)
洋菓子マウンテン の『杏と塩』
世界的なチョコレートの祭典「ワールドチョコレートマスターズ2007」で総合優勝し、日本を代表するショコラティエとなっているパティシエ・水野直己さんが作り出し、人びとを魅了し続けるチョコレート。 杏(アンズ)のリキュールと芳醇なカカオが織りなす優しい甘みが広がりうっとり、やがて表面に散りばめられた「死海の塩」が全体を引き締めるように溶けてなくなる。 口の中で起こる微細な味の変化が計算されていて、何個食べても飽きがこない。 半分に分けやすいように、縦長のデザイン。「大切な人と素敵なひと時をシェアして欲しい」と願いを込める。 1箱5個入り 2149円。
10種類を詰め合わせた『コレクション』4212円もある。 カカオの個性を引き立たせる素材の取り合わせがどれも絶妙で、一粒ごとの感動が連続する。 もちろん紅茶やコーヒーなど好きな飲み物と合わせるのが一番だが、水野さんのおすすめは水。口の中がリセットされ、じっくり味わえるという。
地元で親しまれる、まちの洋菓子店
身近なまちの洋菓子店として親しまれている「洋菓子マウンテン」。 白を基調とした明るい店内に並ぶ、色とりどりのケーキや焼き菓子を目当てに、誕生日やお使いもの、今日のおやつに…と、お客さんが絶えず来店する。 2階はカフェになっていて、友人とおしゃべりしながら、ゆっくり味わうことができる。 チョコの販売スペースは、洞窟をイメージした落ち着いた空間になっていて、宝石を選ぶような高揚感がある。
オーナーパティシエの水野さんは世界有数のチョコレートメーカー「バリーカレボー」のアンバサダーを務める。店には世界を目指す若きパティシエたちが全国から集まり、腕を磨いている。 海外へ講師として出向くこともあり多忙だが、一つひとつ丁寧にお菓子を作る思いはずっと変わらない、と話している。
【洋菓子 マウンテン】 京都府福知山市猪崎山本322 ℡0773-22-1658 〈営〉11:00~18:00 〈休〉水曜日・不定休