Shoppers pass stores in Johannesburg.

（ブルームバーグ）： 南アフリカ共和国では１ー３月（第１四半期）に景気が予想外に縮小した。選挙結果への不安が需要を抑制しており、４－６月（第２四半期）も低迷が続く可能性が高い。

南アフリカ統計局の４日発表によると、１－３月の国内総生産（ＧＤＰ）は0.1％減少した。ブルームバーグの調査では、11人のエコノミストのうち２人だけが景気縮小を予想していた。昨年10－12月（第４四半期）は0.3％増に改定された。

需要の低迷と輪番停電の増加により、ＧＤＰの約２割を占める鉱業、製造業、建設業の活動が縮小したことが景気縮小の主な原因。

選挙結果を巡る不透明感から製造業から小売業に至るまで需要減退の兆候が表れている。

５月29日投票の総選挙の結果が６月２日に発表され、与党・アフリカ民族会議（ＡＮＣ）は1994年の政権獲得以来初めて議会で過半数を失った。

南ア総選挙、与党ＡＮＣは過半数割れ－競合政党との連立工作開始

原題：South Africa Economy Shrinks as Election Uncertainty Festers (1)（抜粋）

--取材協力：Simbarashe Gumbo、Paul Richardson.

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