Jリーグ“最強”クラブは? パワーランキング16位。人気はトップクラス! クラブも選手も成長する地方クラブ
サッカークラブの持つ影響力は単一の尺度で測れるものではないが、複数の指標から見えてくるものもある。今回はJ1、J2、J3の全60クラブを対象に、成績、人気、育成、売上の4つの指標を抽出して数値を組み合わせてランキング形式にした。果たして、最も“力のある”Jクラブはどこなのだろうか。※見出しの括弧内の数字は、各項目の1位(最高位)を60ポイント、60位(最下位)を1ポイントとして降順で計算した合計値
6年ぶりにJ1に帰ってきたアルビレックス新潟は、残留争いに巻き込まれることなく10位でシーズンを終えた。夏に伊藤涼太郎という大黒柱が抜けたにもかかわらず、チームは失速せずに調子を上げた。9戦無敗、4試合連続クリーンシートを達成してシーズンを締めくくった。 4万1684人を収容できるデンカビッグスワンスタジアムには、毎試合多くの観客が訪れる。今季の平均入場者数は2万3113人で、リーグ6位という高い数字だ。2005年にリーグ1位を記録したクラブの人気は健在で、今季は鹿島アントラーズや川崎フロンターレといった人気クラブをも凌ぐ数字を叩き出している。 ただ、それ以外の数字はやや低めだ。営業収益はJ2にいた昨年度が22位だが、来年1月期の決算ではどれだけ変化するのだろうか。また、今季開幕時のホームグロウン人数は6人。育成組織出身選手は他クラブと比較すると少ないものの、高卒で加入した小見洋太や三戸瞬介など、若手が成長する土壌はある。