目の前で仲間を撃たれ、兵士になった人気モデル 日本での「夢」とは
「隠れた」ミャンマー問題、「忘れないで」
ハニーさんたちの部隊は、ラカイン州の少数民族勢力、「アラカン軍」と協力しながら国軍に抵抗している。空爆など圧倒的な戦力の差に押し込まれていたが、今は少し押し返しているという。部隊のリーダーは、「戦闘中に手足を失うなど大けがをする仲間も多い。僕たちは皆、昔の生活を捨てて武器で戦う道を選んだ。ハニーさんもいろいろなものを犠牲にした。尊敬できる同志だ」と話してくれた。 ハニーさんはインタビューの最後のメッセージに力を込めた。 「世界には私たちの国のように、市民が権利を奪われ、正しくないことがあふれた国がある。そのことを、皆さんにも知ってほしい」 訓練を一通り終えたハニーさんは近く、より危険な地域に移る可能性もあるという。個人的には、ミャンマーの問題はウクライナやガザ地区に隠れ、報道も少ないと感じている。その裏では、彼女のような若くて将来もあった人が、人生を投げうって「自由」のために戦っている。その現状を伝え続けたいと思う。
テレビ朝日