WEST.濵田崇裕&神山智洋がミュージカル初主演「キャストにも関西人が多いので、東京にいるのに関西にいる気分です」
演出のグレイ氏「舞台上のパートナーシップにも注目して」
WEST.の濱田崇裕と神山智洋が主演を務めるミュージカル『プロデューサーズ』の公開ゲネプロと取材会が7日に行われ、濵田と神山、ヒロイン役の王林が出席した。 【写真】『プロデューサーズ』公開ゲネプロ&取材会の様子 2001年に米ニューヨークで初演され、世界各国で上演されてきた本作で、濵田が最低のショーを作って金儲けを目論むプロデューサーのマックス・ビアリストック、神山が気の弱い会計士のレオ・ブルームを演じる。ミュージカル初出演の王林はスウェーデン出身の女優ウーラ役で舞台初ヒロインを務める。 濵田と神山は、デビューしてから今年で10周年を迎えた。舞台でのダブル主演は初めて。 「毎回コメディーをやらせていただいていますが、今回も喜んでいただけると確信しています」(濵田)、「10周年のタイミングでメンバーの濵ちゃんとやれて、うれしいです。隣にいてくれると心強いです、キャストにも関西人が多いので、東京にいるのに関西にいる気分です」(神山)とそれぞれの抱負を口にした。 王林は「初めてのミュージカルがこんな体験でいいのかというくらい恵まれた環境とスタッフの皆さんです。面白い毎日で、初ミュージカルで大変でも皆に会えるからいつの間に元気になっています」と語った。 演出のジェームス・グレイ氏は、3人を「3人ともきれいです。美しくかつおもしろい役者さんで、演技だけでなく歌もダンスも素晴らしい。初ミュージカルの方がいるなんで信じられない」と称賛。神山は「ジェームスの思い入れが稽古中毎日ひしひし伝わってきて、一度彼が僕らの演技で泣いているところを見て。少しは近づけたのかなと自信になりました」と演出の指導にも感謝していた。 グレイ氏はWEST.の2人の仲を「舞台上のパートナーシップにも注目してください」と話し、王林のたたずまいも「ブロードウェイの誰よりも美しくファビュラス」と絶賛。当の王林は「(ほめられたことに)気づかなかったです」と照れていた。 神山は濵田のコメディーセンスを「お芝居の中でコメディパートがいろんなとこにちりばめられていて、『どうやったらおもしろくなんねやろ』って答えが出ない時は『濵ちゃんどう思う?』って聞きます。めっちゃおもろいやん!っていう答えが帰ってきます」というも、濵田は「ロジャー・デ・ブリの新納慎也さんに助けてもらっています」と謙遜した。 濵田は舞台裏での神山のことを「デビュー前から知っている仲ですが、神ちゃんが楽屋に『コロコロ』を持ってきて掃除していて、こんなに綺麗にするんだって初めて知りました」と綺麗好きなところを明かす。神山も「2人きりでの芝居は初めてで、条件反射で同じことをやっちゃうんです。20年の付き合いだからこそなせる業だし、お互い分かっているから最初から遠慮なしに向かえます」「他のメンバーでは多分成立しないシーンがたくさん」と息の合った芝居に自信をのぞかせた。 最後に主演の2人は「来てくださる皆さんに華やかな気持ちになって帰っていただけるよう頑張ります」(濵田)「すごく濃い稽古期間で、毎日が刺激的で楽しくて素晴らしいです」(神山)と観客へメッセージを送った。公演は8日から12月6日まで、東京・東急シアターオーブで上演される。
ENCOUNT編集部