<サイエンスSARU×MBS>「オリジナルショートアニメ大作戦!」 第1話は「古事記」ベース 小林千晃、井澤詩織、佐藤利奈が出演
ナレーションを担当する佐藤さんは「日本最古の書物、古事記。ふんわりと知っていたものの、調べ直してみると……出てくる出てくる個性豊かな神様たち、頭の中に『!?』がいっぱい出現するまか不思議なお話たち! 今回のオオクニヌシとスクナビコナも『そこ競っちゃったの!?』というお話が躍動感いっぱいに描かれています! 味わい深く、愛らしい二柱の旅を見守りつつ優しく語らせていただきました。もっとたくさんみてみたい! 応援よろしくお願いいたします」と話している。
横山監督は「元々10年くらい前に森久司さんと『古事記』の企画を立てたのが発端です。今回縁あって短編ですがSARUさんでやらせていただくことになりました。この話は『播磨国風土記』からですが二柱のことは『古事記』にも記載があり『古事記外伝』といったところでしょうか。本編にはいろいろなエピソードのフラッシュバックシーンがあり、できればそれらもアニメ化したいです。これを機に日本の歴史に興味を持ち、どこか懐かしいキャラと最新のアクションを融合した今作『オオクニヌシとスクナビコナ』を楽しんでいただければ幸いです!」と語っている。
吉井さんは「あしや竹、絹、きり、などの日本古来の自然の響きを生かしたいと思い、生演奏、生録音にこだわりました。たどれば日本の土に還る要素を持つことで、根のある花になればと思い曲をまとめました。シーンによってはオノマトペ的に音を使うことで、BGMの役割と効果音とのあいまいさが感じられ、和楽器らしい一つの魅力となったかと思います。今回のアニメ作品が現代の神楽のようにも思えてワクワクいたしました」と話している。
音楽プロデューサーの遅沢淳さんは「『オオクニヌシとスクナビコナ』の音楽は当初監督がイメージしていた西洋音楽での陰と陽の表現が元となっていますが、これを日本の伝統音楽や和楽器の表現力でどこまでアプローチできるかが要でした。そこでさまざまな伝統音楽への造詣とボーダーレスな感覚をお持ちの吉井盛悟さんに多彩なアレンジを盛り込んでいただくことでアニメと日本の伝統音楽が凝縮されたようなコラボができました。和楽器の表現力の可能性を感じてもらえたらと思います」とコメントを寄せている。