2月のインフレ率276% アルゼンチン、33年ぶり高さ
【サンパウロ共同】アルゼンチンの国家統計院が12日発表した2月のインフレ率が前年同月比276.2%となり、同国の有力紙ナシオンによると1991年3月の287.3%以来、約33年ぶりの高水準となった。今年1月の254.2%からさらに拡大した。 2月の前月比のインフレ率は13.2%で、1月の20.6%から縮小。ミレイ大統領は発表前に地元テレビのインタビューに応じ、インフレ率が15%を下回ると見込まれていたことに「素晴らしい数字だ」と主張した。 アルゼンチンは高インフレが長期化し、深刻な経済危機に陥っている。