琴桜「やるしかない」 綱とりへ意気込み―大相撲初場所
11月の九州場所で初優勝を遂げた大関琴桜が23日、千葉県松戸市の佐渡ケ嶽部屋で記者会見に臨み、横綱昇進に挑む初場所(来年1月12日初日、東京・両国国技館)に向けて、「チャレンジできることに感謝したい。あとはやるしかない」と決意を語った。 【写真】日本相撲協会の八角理事長から賜杯を受け取る琴桜 先場所は千秋楽に豊昇龍と大関同士の相星決戦を制して14勝。冬巡業でも充実した稽古を積めた様子で、「自分自身はいつも通り」と泰然と構えている。今年1月の初場所後に大関昇進を果たしてから初の好機。「しっかりと鍛錬を積んでいく」と言葉に力を込めた。 しこ名の継承を生前に認めてくれた祖父が極めた番付の頂点。「どれだけ厳しいかは段階を踏むごとに感じてきた」と重みは分かっている。「先代がその地位にいくまでの厳しさを感じながら挑戦する」と意気込んだ。