佐々木蔵之介、武豊騎手のアドバイスを聞きながら騎手になりきり騎乗体験「いけるな…」
JRA年間プロモーションキャラクターを務める佐々木蔵之介、見上愛、そして武豊騎手が5月20日に都内で行われた「第91回 日本ダービーPR発表会」に登場した。 【写真】木槌を持ち鏡開きを行う佐々木蔵之介、見上愛、武豊 ■鏡開きで華やかなお祝いムード一色に 発表会冒頭では、2018年から4年連続で日本ダービーの実況を担当し、長年に渡り競馬シーンの第一線で活躍する福原直英アナウンサーの呼びかけで、佐々木、見上、武騎手が登壇。 ダービーらしいローズ柄の晴れやかなワンピースをまとった見上は、JRAのマスコットキャラクター「ターフィーくん」にエスコートされて入場。客席に向かって一礼して降壇する紳士的なターフィーくんに、見上が笑顔で「ありがとう~」と声をかけた。 2024年はJRA創立70周年のアニバーサリーイヤーであり、日本ダービーは今年で91回目を迎える。そこで新たな出発や区切りに際して、健康や幸福、成功などを祈願し、その成就を願う鏡開きを行った。「3!2!1!よいしょー!」の大きな掛け声とともに、3人は笑顔で木づちを振り下ろした。 ■佐々木蔵之介、2013年の「キズナ」に対し「みんなに勇気や希望をくれた」 その後は3名によるトークセッションに移る。「日本ダービーの魅力」という質問に対し、佐々木は「震災復興への想いが込められた2013年の『キズナ』ですね。みんなに勇気や希望をくれたこのダービーが印象に残っています」とコメントした。 また、一昨年も昨年も日本ダービーを現地の東京競馬場で観戦したという見上は、「現場の一体感とか興奮の仕方が、感じるものがすごく多かったので、それがすごい魅力かなと思います」と競馬場観戦の興奮を語った。 歴代最多の6勝の記録を持つダービーを知り尽くした武騎手からは、「ダービーは僕自身も近づくとワクワクしますし、子供の頃から1番好きなレース。こうやって今自分が乗れるというのは嬉しいですね」とダービーへの思いを明かした。 ■見上愛、成就したいことを聞かれ「英語です。これから挑戦したいな」 続いて、鏡開きにちなみ、「これだけは成就したい!」ことについて聞かれた佐々木は、56歳の誕生日から始めたSNSで56個の挑戦をすると公言しているが、3つか4つしか実現していないことを明かし、「全然消化できていないので、なんとかやりたい」と意気込みを見せた。 見上は「私は英語です。これから挑戦したいなと思っていて。(CMの)撮影中に(長澤)まさみさんとお話してる中でも、英語をやっておいた方がいいよというお話があったので、喋れるようになりたいなと思ってます」と明かした。 武騎手は「騎手は38年目ですが、挑戦し続けさせてもらっている。ダービー7勝目を成就したいです」と、ダービーへの意気込みを見せた。 ■武豊騎手が馬のロボットに乗り、佐々木蔵之介に騎乗のアドバイス ここで、時代劇などで乗馬の経験があるという佐々木から、騎手の乗り方は通常の乗馬とはまったく異なるため、「どうやって乗っているんですか?」と質問が。ステージ上にリアルな馬(のロボット)がいることから、実際に武騎手が実演しながら解説し、佐々木も騎手としての騎乗体験をすることに。 白毛の馬ロボに乗った武騎手は、「(白毛で知られる)ソダシに乗ってみたかったですね」と語りながら実演。武さんにアドバイスを聞きながら騎手になりきった前傾姿勢を披露した佐々木は、冗談交じりに「いけるな…」とつぶやき、会場を沸かせた。 続いて見上が、次のトークテーマの書かれた風船の入った酒樽を割り、ダービーの開催される「東京競馬場の魅力」について語る。以前にCM撮影で訪れたという女性専用スペース「UMAJO SPOT」について紹介。撮影の際に「UMAJO SPOT」で大きな馬のぬいぐるみと撮った写真も披露し、「思わず一緒に写真を撮っちゃいました!」と弾ける笑顔を見せた。また、「UMAJO SPOT」 に興味津々の佐々木には、「おいしいスイーツもあります」とアピールした。 ■武豊騎手「ダービーは特別なレースで、この仕事の励みになるレース」 イベントも終わりを迎え、最後に佐々木は「今回のダービーは初めて(東京)競馬場に行かせていただきます。10万人に近い観客の皆さんと、ぜひ新しいヒーローを目撃したいと思っています」と意気込みを語った。 見上は「今回のレースを見たことは、私がおばあちゃんになった時も、きっと後世の人に自慢していけると思っています。その瞬間に立ち会えることがものすごく嬉しいです」と喜びを露わにした。 武騎手は「ダービーは特別なレースで、この仕事の励みになるレースです。あと1週間切り、こう見えても緊張してますんで。(史上初となるダービー)7勝目を目指して頑張りたいです」と、今年の日本ダービーに寄せる期待を述べ、約200名の競馬ファンの拍手に送られ、壇上をあとにした。